2016年9月30日金曜日

2016年 夏 終了アニメ 全話感想 総レビュー

 甘々と稲妻 #13

■おしながき

□ショート
◇planetarian~ちいさなほしのゆめ~

1クール
◇NEW GAME!
◇タブー・タトゥー
◇甘々と稲妻
◇この美術部には問題がある!
◇ReLIFE
◇クオリディア・コード
◇あまんちゅ!
◇orange 
◇91Days
◇魔装学園H×H


分割1クール
◇Rewrite


□2クール
◇Re:ゼロから始める異世界生活
◇マクロスΔ
◇クロムクロ

継続
◇DAYS



途中棄権
◇斉木楠雄のΨ難
◇SHOW BY ROCK!!しょ~と!!
◇レガリア The Three Sacred Stars






◇planetarian~ちいさなほしのゆめ~
keyの隠れた名作。キャスト2人のエコロジーさ、劇場版前の5話のショートストーリー
15分一クールでも良かった気がするけれど枠にとらわれないweb配信は今後もある程度欲しい。
絶望的な世界。せめてもの救いはゆめみちゃんが最後が一人でなかったことか。
あのプラネタリウムでお客さんを待ったまま一人バッテリー切れになるのもまた悲しい。
世界を信じて疑わないゆめみちゃんのまっすぐな心がまた痛ましい。
 どこへ辿り着いても悲しい世界、救いは無かったけれど役目は果たせたか。
6/10
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◇NEW GAME!
 久々の社会人アニメ。SIROBAKOと比べるといたるところで違和感を感じてしまうけれど
原作はゆるい4コマながらに1クールで入社から一つゲームを仕上げるまでしっかりと描いていた。
 1話ではなにも分からなかった主人公の青葉に最終話で部下が出来るくらいに時間が欲しかった
大学へ進学したねねっちと同じ仕事場にいるとなんとなく派遣のようなアルバイト感学生感がなく
仕事をしているにしても仕事場の役割がはっきりとしなかったような気がする。
1クールしかも原作はマンガだけに余り求めすぎるのは酷だろうか。
 アニメとしては動画工房でもっとも安定した1クールだったかも知れない。
ややチープな感じがするサントラもえらく耳に残った。
原作者は実体験を元にゆるふわ4コマに仕上げたとらしいけれど、
これだけ美化されているのに感じる底知れぬ黒さに恐怖してみたり。
悪くはないただ練り込みは少し足りない感じがした。
7/10
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◇タブー・タトゥー
 導入部がどうにも漫画の悪いところが出ていたけれど始まってしまえば話は早い。
特殊能力を使ったバトルアニメは沢山あるけれど、ここまであっさりキャラを殺してしまう作品は珍しい。
 中二系バトルモノはPhantomくらいの衝撃が丁度良い。
また同時期にジョジョをやっていたのがバトルシーンをすこしばかり退屈にさせていた。
5/10
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◇甘々と稲妻
 こどものかわいさよりも親の苦労を感じた1クール。
登場人物も少なく目線はほぼ幼稚園児とおなじスケール。
自分にもあったかも知れないこれから出遭うかも知れないつむぎちゃんのかわいさと犬塚先生の父親としての苦労が身にしみる。
 先生が風邪を引いてつむぎちゃんが勝手に外へ行ってしまう話は
つむぎちゃんの気持ちも分かるし先生の気持ちも十分に分かる複雑な気持ちにさせられた
前期、ふらいんぐうぃっちのような日常のさりげない動きやセリフにアニメであることを忘れさせる。
料理するシーンでは刃物使いに慣れない感じがしっかり伝わるし
造られていく食材はしっかりとあたたかな料理に変わった。
人は勝手に大きくなるわけではないし料理もまた勝手につくられるわけではない。
生きていくのは大変だけど、みんなで食べるのは楽しいそんなやんわりとした日常アニメでした。
翌週、思わずお好み焼きを作ってしまった。
10/10
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◇この美術部には問題がある!
 安定の美術部アニメ。SIROBAKOと同じで自分の経験こそが一番の財産、説得力のある面白い話が作れる一つの条件であると思う。
 ヒロインのうさみさんが可愛いのはもちろん、主人公の内巻君は自分がオタクでいることに酔っている萌えキャラ。
 作者の理想像だとしたら相当気持ち悪いけれど2次元なら何とか大丈夫。
さすがにうさみさんに一ミリも感情を抱かないのはおかしいと数カットに一回突っ込みを入れる作品。
 そんな内巻君に翻弄されてヒーヒー行っている宇佐見さんはなおのこと愛おしい。
 ギャクアニメとしたら、毎回予想の範疇にあるわかりやすいオチでドリフのコントを見ているかのような安定感だった。
一つだけ奈々様のハイレゾが来なかったことが心残り。
6/10

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◇ReLIFE
 高校生をやり直して人生をやり直したことになるだろうか?
この作品人生をテーマにしているようで実のところ??
もちろん高校生活1年で学べることは多いけれどそれは若いからで年をとってからはまた違ったことを学ぶことになるだろう。
 主人公は大人として社会人になりきれない青さがあるけれど
もう一度学生をやってみたらどうこうなるものでもないような気がする。
 後ろを振り向くよりも一度立ち止まっていいから前を向くことじゃないだろうか。
一話では女性向けっぽいオーラがあったけれど蓋を開けてみたらラブコメ学園モノに近いなにか。
 ニートを異世界に送って俺つえええが社会人がもう一度高校行ってという雰囲気があった。
NHK教育で2クールやっているみたいな何となく懐かしい感じはEDのせいだけだろうか?
4/10

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◇クオリディア・コード
三人寄れば文殊の知恵、ただしそれ以上は集まらなかった近年まれに見るもったいないアニメ。
有名ラノベ作家が集まっただけ合ってストーリーアイディア、キャラそれぞれの良いところが出て
相乗効果のように一人だったら出来ないような合作になっていたと思う。
 それに見合う予算が集まらなかった、あまりにも作画に予算が足りていななかった。
こういう作品こそクラウドファンディングを活用していくべきだと思う。
人気作家三人も起用したら見たい人はかなりの量集まるのでは無いかと。
何年かしたら制作会社を買えて作り直すか続編をつくるか…
6/10

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◇あまんちゅ!
 なんだこのアニメ…恥ずかしい…海は人を詩人にさせる。
1クール使っててダイビング部へ入って海に潜るまでを描いた。
 海が季節をめぐっていくようにゆっくりと進んでいった本作、
OPを見るともっと海に出て活動するのかなと思うのだからOP詐欺のようなのだけど
向かう先はまだながく永遠に続いているようでいつまでも夢が膨らむようだ。
 なんとなく主人公てこは海へ恋に落ちてしまったのだと思う。
陽気でお気楽なぴかりとのバディだったようで実は海が主人公だったのかもしれない。

迷ってばかり困ってばかりのてこの声が茅野で海や風の音と対比されてえらく弱々しい
怖いけれど、海は雄大で決して逃げていかない逃げてしまうのはいつも自分だ。

 ゴンチチの優しいメロディーもまたこの作品の雰囲気を作ってくれていた。
たとえアニメが忘れ去られてしまってもサントラはアニメOST名盤として永遠に残る気がする。

 デフォルメの多用に賛否あったけれどこの作品は見るのではない感じるのだ。
海は見ているだけじゃない潜ってしまえば全身で海が聞こえる。
春クールにやっていたらダイバーが相当量増えたのかも知れない。
そこだけちょっともったいなかったかも知れない。シーズン的にはまだギリギリっぽいけれど。
7/10
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◇orange 
 2クール欲しいかもと感じた第一話、最終話を見終わって1クールで丁度良かった。
翔を友情パワーで救うタイムスリープ系青春友情ストーリー。
 初めての女性向けタイムリープ物。翔を救いたい理由をもう少し深く付けて欲しかったような気がする。またメイン5人の絆もやや不明瞭だ。
少女漫画だからと、主人公の菜穗が翔に惚れたからとうだけの理由では練り方が甘い。
 しかしながら、主人公菜穗役の花澤さんは最近では一番のはまり役だったと思う。
いつも一歩踏み出せないもどかしさや思い通りにならない青春の葛藤が声に良く現れていたと思う。
そこがどこか普通の学園物にない等身大に近いリアルな18歳17歳を描けていたと思う。
 それにしても本当の夫、諏訪君ができすぎていて実は作者が本当に好きなタイプの人は…。
10年後も翔のために集まって団結とかなにそれ青春かよ…現実の27歳はそんなに甘くn…

途中作画が怪しい箇所が何回もあったけれど、モブをいちいち動かしたりカット割りがやや印象的だったりとアニメーションとしての拘りは毎回感じられ
丁寧に作っるかんじは十分伝わってきた。全体的にはバランスは取れていたと思う。
7/10




◇91Days

※感想保留


◇魔装学園H×H
 ヨスガノソラを超えたいや超えない…?
このアニメほど頭が悪くなると言いたい作品はもう出てこないかも知れない。
やっていることはあまりにもばかばかしいのだけど本能が見ろといっているような作品。
最終話の円盤セールはいいところ行きそうな気がする。
OPEDが手抜きだったような気がすけれど、接続改装に力を入れすぎて
敵がどうとかストーリーがどうとかもすべてどうでも良くなった。
ISからのハーレムラノベは危ない方へと進化してしまった。
それにしてもこの低予算でもアニメの作画って凄いんだなと感じさせられた一作。
5/10
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分割1クール


◇Rewrite
 いままでのKEY作品ではあり得ないくらいに難解で記号的な作品。
アニメと呼ぶには原作の咀嚼が足りていないように感じる。
消化不良どころか飲み込むことすら出来ないほどに難く見る者を拒否するような作品だ。
想像でしかないけれど、京アニからしたらリトバスですらRewriteレベルの作品に見えていたのかも知れない。
原作そのままアニメにするのが真骨頂の京アニではとにかくRewriteもリトバスもアニメ化不可能と判断したのだろう。
 分割での1クール目、人気作品であったとしても冒険しすぎている気がしてならない。
とりあえずは2クール目も見ておきたいところだけれどなにも分からなかったことが分かるようになるだけのような気がしてならない。
 せめてもの救いがOPEDにあったと思うのだけどそれすら音のバランスが悪くぐっとくるようなことはなかった。
 一応、前期ED「ささやかなはじまり」の歌詞を読みこむとこの作品がなんなのか少し分かった気になれるかも知れない。
なんにしてもRewriteがなんなのか知りたかったら原作やる以外になさそうだ。
3/10
Rewrite 初回限定版
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2クール


◇Re:ゼロから始める異世界生活
 積み上げてきたものをゼロにされるのはただただ辛い。それが自分の周りの人たちに全く知らされないとしたら想像は絶する。
 ひきこもりの高校生ならなおのこと絶望的だ。それをライトノベルでやってしまうのだから精神的負担は計り知れない。
 アニメしてラノベとしてかなりの冒険を感じる。あれだけの引き延ばしと主人公の暴走でフラストレーションを抱えたまま何週間も溜めさせる。
制作サイドは少しばかり欲張りすぎたような広告の打ち方をしていたけれど
それだけ見て貰うのが難しい作品であるし全体を見ればおもしろ作品であることは間違えない。
 まだ次期王が決まっていないしスバルがなぜ選ばれこんな目に遭わされているのか不明で
第二期は約束されていると信じたい。
 ラノベ作品としたらゼロ使やシャナに匹敵する人気、オーラを持っている作品だと思う。
8/10
Re:ゼロから始める異世界生活1 (MF文庫J)
長月 達平
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◇マクロスΔ
 アイドルがテーマになった2016年のマクロスシリーズ最新作。
マクロス特有のキャラ、恋愛、歌バトルのテンプレートは回を増す毎に退屈になってくる反面安心感がある。
 ただしΔでは、バトルかと思いきや、気づくとフレイアたちは捕まっていて自由になっての単調な繰り返しで
主人公たちが捕らえられるだけでは動きが少なく何とも退屈で…
歌で世界を救うおきまりのマクロスがΔでは何ともモヤッとするシーンが多く
Δを代表するような名シーンも出てこなかったような感じがした。
頼りの楽曲も本編とリンクがあまく、マクロス楽曲としては最下位だったかも知れない。
2回目を見るには苦痛が大きいような感じで2クールもつっかってやる内容ではなかったように思う。

 もうワルキューレという仮想のユニットを造って歌だけ売ったほうがマシなような
アイドルという意味ではそれで正しくそういう売り方をやっているのがラブライブだった。
そもそもアイドルに意味や繋がりを考えるのが間違いなのかも知れない。
 今回、多面的にぼろぼろだったΔでも、JUNNAさん発掘できたのは大きい収穫だった。
アニメはずっこけてしまってもアイドルアニメだけにワルキューレの存在は大きい。
 ワルキューレを発掘配信したアニメとしては大いに意味があったかもしれない。
5/10
Walkure Attack!(初回限定盤)(DVD付)
ワルキューレ
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◇クロムクロ
 PAWorks 初のオリジナルロボアニメ。
初めてのジャンルでいきなり2クール創ってほぼすべての回が安定しているのだから驚き
OPにグレイを採用したのですら名作を約束されていた。

 初挑戦とは思えないほどに良い戦闘シーン、ちょっと懐かしい感じのロボのマッス感と動き
なによりロボットよりも人情を良く描いていてどこを見てもクオリティは高い。
ロボアニメは物理的な戦いもそうだけど心の葛藤が熱くなくては面白みがない。
PAWorksはtruetearsで一躍有名になったアニメ会社だけれどもこの頃から
揺れ動くような少女気持ちを描くのがどこよりも上手であった。
グラスリップでは心情の表現でやり過ぎた面も十分に反省されているようだ。

脚本もよいのだけどキャラデザの段階でもう表情が出しやすい絵柄にしてあるように感じ
アニメーションとしてキャラが驚くほど生き生きした表情や動きをしていた。
 凪のあすからや花咲くいろはで養った女の子の生々しい艶やかさがここに来ていかされていたと思う。
すべてが上手くかみ合い、PAWorksの集大成と言ってもよいかもしれない
 出来ることならもう一度通しでざくっと見ておきたい名作。
8/10

クロムクロ OST
クロムクロ OST
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堤博明
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今期、今までで最も忙しく余り落ち着いてアニメを見ていられなかっただけあって
まともに感想を書けなかった作品がいくつか…
一応全話なんとなくでも見ているけれどもう少し厳選していいかなと。



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